5月31日の「世界禁煙デー」を前に保健省が28日、13年の喫煙者は08年比30・7%減と発表したと29日付エスタード紙が報じた。
喫煙者が減ったのは煙草代が上がった事が最大の原因とみられるが、より廉価なパラグアイ産の密輸煙草を吸う人が喫煙者の2・4%から3・7%に増えている。
国立ガン院によると、パラグアイと国境を接するパラナ州と南マット・グロッソ州では密輸煙草を吸う人の比率が高い。国境地帯で密輸煙草を吸う人は23・5%から40・4%に増えた。
喫煙者が最も多い州都は南大河州ポルト・アレグレで、18歳以上の男性の17・9%、女性の15・1%が喫煙者だ。男性喫煙者が多い州都はミナス州ベロ・オリゾンテ16%、マット・グロッソ州クイアバ15・6%と続く。女性喫煙者が最も多いのはパラナ州クリチバの15・6%で、ポルト・アレグレ、サンパウロ市13%と続く。
男性喫煙者が少ない州都は、セアラ州フォルタレーザ8・6%、バイア州サルバドール9%、マラニョン州サンルイス9・3%で、女性喫煙者が少ないのは、サンルイス2・5%、トカンチンス州パウマス3%、ピアウイ州テレジーニャ3・1%となっている。