国立宇宙調査研究院(Inpe)が28日、森林伐採監視システム(Deter)によると法定アマゾンは2月~4月の3カ月で362平方キロの森林が伐採されたと発表したと29日付エスタード紙が報じた。
同期間中、火災や過剰な開発で破壊されたりした森も180平方キロあり、計542平方キロの森林が失われた。この数字は昨年同期の338平方キロより60%増大している。
各月の森林消失面積は2月が59平方キロ、3月が154平方キロ、4月が329平方キロだった。地域別で見ると、森林の消失面積が最も大きかったのは麻州の223・3平方キロで、以下パラー州(111平方キロ)、ロライマ州(95・1平方キロ)、アマゾナス州(43・6平方キロ)と続く。
アマゾン人間環境院(Imazon)による森林破壊警報システム(SAD)では、同じ期間中に消失した森林面積を、Inepによるものより30%少ない376平方キロとしている。両者は同じ衛星を使っているが、分析方法が異なっている。
Inepは報告書の中で、衛星写真の解像度や月ごとに雲に覆われた面積が変化することを考慮すべきで、Deterによるデータを月ごと、年ごとに比較することは勧めないとしている。
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