勝ち負け抗争における脇山甚作事件実行者の一人、日高徳一さんの話を中心に当時の社会背景を描いたドキュメンタリー映画『闇の一日』(奥原マリオ純監督、2012年)の上映会が、サンパウロ市の州立レジスタンス記念館で6月6日午後2時から「土曜レジスタンス」の一環として行われる。
同館は元々、政治経済警察(DOPS)が使っていた建物で、軍事政権中は拷問などが行われたが場所。それをレジスタンス(抵抗運動)を記念する施設として解放し、旧監獄や展示スペース、イベント会場などに使われている。「土曜レジスタンス」は自由、平等、民主主義、人間性などに関する議論を深める目的で、同記念館が開催する一連のイベント。
当日は上映後に、奥原監督を囲んで特別に座談会も行われる。伯外交120周年と終戦70周年を記念した「平和のモニュメント」をアンシェッタ島に作る構想を進めるウバツーバ市の諸見里マウリシオ市長、環境と法律問題に詳しいキシ・アケニ・サンドラ連邦地方検察官、ニッケイ新聞の深沢正雪編集長らが参加する予定。
参加無料。申し込みも必要なし。問い合わせは同記念館(電話=11・3335・4996)、会場住所=Memorial da Resistência de São Paulo,Largo General Osório, 66 – Luz Auditório Vitae – 5º andar
なお映画『闇の一日』はネット上(youtu.be/kbaehRBjQ98)で無料公開されている。
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