1日午前7時頃、サンパウロ市地下鉄3号線のアルトゥル・アルヴィン駅とコリンチャンス/イタケーラ駅間の車線に犬が入り込んだ影響で、同線の電源がすべて切られ、電車がその場で立ち往生する事態が起きた。係員が犬を撤去するまでの時間は8分だったが、朝のラッシュ時だっただけに乗客にはもっと長く感じられただろう。また、この日の朝は雨が降っていたせいで減速運転をせざるを得ない状況でもあったため、職場への到着が大幅に遅れた人も目立ったという。「電車が犬を轢いた」というよりははるかにほほえましいが、遅れが頻発するとさすがに笑い事ではいられないか。
◎
2日、サンパウロ市地下鉄とCPTMの組合員は敢行予定だったストを取りやめた。それは運営者側からの回答額アップで妥結が図られたためで、地下鉄は当初の7・21%増から8・29%増に、CMTPは7・72%増から9・29%増となった。地下鉄職員に関しては、食事代の10%増も勝ち取った。労働裁判所は5月27日に、地下鉄で8・82%、CPTMで8・25%の調整が妥当との調停案を打ち出していた。いずれにせよ、ストが避けられたのが一番良かった。
◎
11日に迫ったサッカーのコパ・アメリカだが、負傷者の続くセレソンで今度はボランチのレギュラー、ルイス・グスターヴォが怪我をして出場辞退となった。レギュラー・クラスの離脱はオスカールについで2人目。また、23人の代表選手発表から3人目の選手交代となる。クラブ側としてはW杯でもない限り、無理して出場させたくないのが本音か。