「出発は明日(2日)の朝。今年は大会二連覇を目指す!」と与那嶺シモーニコーチは凛々しく笑う。パウリスタ・スポーツ賞授賞式に顔を出した7人組は、5日にチリで開幕する南米空手選手権に出場する、ブラジル空手連盟(CBK)の代表選手団だ。
11歳で空手を始め、わずか4年で初段を取ったルーカス・ダ・シウヴァ・サントス君(15)は、選手団で最年少。ブラジル一に上り詰めた今、初の南米選手権に臨む。「昔は水泳も習っていたけど、今は空手だけ。空手のおかげで迷いがなくなって物事への集中力がついた」と無邪気な笑顔を見せた。
またメンバーの中には、世界3位の実力を誇るパラナ州ロンドリーナ出身のヴィニシウス・フィゲイラ君(24、初段)も。今年の11月に訪日し、120カ国から選手1200人が一挙に集う「世界空手道選手権大会」(日本武道館)に出場する。「世界選手権で一番になりたい」との強気な発言も頼もしい。
南米選手権は7日まで。まもなくコロニアにうれしい〃手土産〃が届くかも。(阿)
【選手の名前】左から順に
① Bruna Peterosse Martins
② Noelle Procedes Felipe
③ Monique Saory Yonamine Mota
④ Simone Hatsumi Yonamine Mota
⑤ Lucas da Silva Santos
⑥ Nicole Yonamine Nota
⑦ Vinícius Fuguwira