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東西南北

 3日のCPTMのストは事前に知らない人が非常に多かった。そのため困った利用客の中には、目的地までの高いタクシー代を節約するために、駅で出くわした人たちと割り勘でタクシーに乗り込む姿が多く見られた。スザノ市在住のファビオ・バチスタさんはこの日、2年間予約を待ったサンパウロ市の病院での角膜移植手術を受けることになっていたが、朝6時に駅に着いてストを知り、呆然となった。しかし2時間後、軍警の緊急サービスに電話して地下鉄3号線のイタケーラ駅まで送ってもらうことで電車に乗ることができ、10時40分の手術に間に合ったという。こういうこともあるから、突然のストはこわいものだ。
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 3日、サッカーのセレソンのドゥンガ監督は、ひじの故障で戦列を離れることとなったボランチのレギュラー、ルイス・グスターヴォに代わり、現在ウクライナのシャフタル・ドネツクでプレーするフレッジを11日からはじまるコパ・アメリカに召集することを決めた。現在22歳のフレッジは、リオ五輪の対象選手でもあり、今大会での飛躍が期待される。
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 今日は「聖体祭」の休日で、金曜を休みにして4連休にする人も少なくない。サンパウロ市からはこの4日間で130万台の車が出ると、交通技術公社(CET)は予想している。市外に出る車のラッシュは昨日の夕方からはじまっているが、今日もアイルトン・セナやタモイオス、アンシエッタなどの高速道の海岸方面、ヅットラ街道やアニャンゲーラ高速道の内陸方面は、朝から昼にかけての混雑が予想されているので注意が必要だ。