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ピアウイ州=被害者少女の1人死亡=未成年者の裁判今週にも

 5月27日にピアウイ州北部のカステロ・ド・ピアウイで起きた15~17歳の少女4人への暴行・強姦事件で、集中治療室にいた17歳の少女が7日夜亡くなり、8日に埋葬されたと8日付G1サイトなどが報じた。
 少女4人は40歳の男性と未成年者4人に襲われ、暴行、強姦後に手足を縛られ、高さ10メートルの崖から投げ落とされた。被害者の1人は州都テレジーナの私立病院に転院したが、テレジーナの病院で加療中だった3人の内、顔面の陥没骨折や頚部損傷などで5月31日に手術を受けた17歳の少女は内出血などで容態が悪化。輸血などの甲斐もなく他界した。遺体は8日朝6時半頃カステロ・ド・ピアウイに着き、夕刻埋葬された。
 ラエルシオ・エヴァンジェリスタ警部は5日、未成年の容疑者2人が犯行を認め事件の詳細を話した事や、40歳男性は犯行を否認しており物的証拠もないが主犯だった事は明白である事などを明らかにした上、週が改まれば未成年者4人の裁判が行われる可能性があると語った。
 2日には大勢の女性がテレジーナ市内で暴力反対の抗議行動を行った。同日は約30人の人が病院を訪れ、周囲に花束を並べるなどして、被害者への連帯の意を表した。