ホーム | 日系社会ニュース | ミスニッケイ・オザスコ=200人が熱い声援送る=タマラ・由井さんに栄冠

ミスニッケイ・オザスコ=200人が熱い声援送る=タマラ・由井さんに栄冠

 オザスコ日伯文化体育協会(荒木進会長)が主催する「ミスニッケイ・オザスコ2015」が先月30日、同会館で行われ、同文協各部の推薦により14~30歳の15人が出場した。関係者を中心に約200人が応援に駆けつけ、舞台に熱い声援を送った。

ミス・ニッケイオザスコに選ばれたタマラさん

ミス・ニッケイオザスコに選ばれたタマラさん

 着物とドレスによるウォーキングとインタビューによって審査が行われ、タマラ・アユミ・由井(23、三世)さんが今年のミスニッケイに選ばれた。
 2回目の出場というタマラさんは、普段は大学で経営学を学びながら、洋服店で働いている。「前回の経験があったから緊張も少なかった。出場者と友達になれるからコンテストは好き。選ばれてとっても嬉しい」と喜びを語った。
 現オザスコ市長の父で、長年同コンテストに携わってきたアントニオ・ラパス審査員によれば、「タトゥーの有無に関して賛否が分かれたが、見た目の美しさと愛想の良さを評価する声が多かった」という。
 15人の出場者は全員、今月13、14日に行われるオザスコ日本祭りで受付を務めることから、荒木会長は「大勢の前で舞台に立つという経験は、きっと良い成長の糧になる。オザスコ日本祭りをより良いものにするため、一緒に盛り上げて欲しい」と出場者皆にエールを送った。
 初めて来場したと言うダニエル・シウバさん(35)は「みんなとてもキレイだった。来てよかった」と笑顔で語った。
 コンテスト結果は次の通り(敬称略)。【ミスニッケイ・オザスコ】タマラ・アユミ・由井(23、三世)【第一プリンセーザ】カリナ・マユミ・トガワ・森(25、三世)【第二プリンセーザ】ジョバーナ・アイコ・ガルシア・福島(14、四世)【ミス・シンパチア】ナターリア・サユリ・千田・マス(24、三世)


■ひとマチ点描■「相撲大会よりも緊張した」

カミラ・福島・ヴァスさん(14、三世)

カミラ・福島・ヴァスさん(14、三世)

 オザスコ文協主催の「ミスニッケイ・オザスコ2015」に、相撲部の推薦で参加した。3月に行われた世界大会選抜選手権で優勝し、8月には日本での世界大会に出場する同部のエース。コンテストでは入賞を逃したものの、「相撲大会よりも緊張した。でも参加者と友達になれて嬉しい」と楽しんだ。
 「相撲の練習は厳しいけど、勝負は楽しい。世界大会では優勝するチャンスがあると思う」と本業(?)への自信を覗かせ、「相撲の練習が、健康的な魅力を作ってるのかも」とチャーミングな笑顔を見せた。(石)