ブラジル祥こう(水偏に工)流吟剣詩舞道本部(森下祥星理事長)の会員10人が訪日し、4月29日に栃木県佐野市で行われた日本の同流派総本部の「創立50周年記念祝賀・感謝の会」に参加した。
会場には宗家の松永悠楓氏をはじめ、関係者150人が集まった。日本各地の吟剣詩舞道団体が演技を披露する中、一同はブラジル代表として合舞「伊達政宗」など数曲を演じきった。
非日系のマルセロ楓さんの迫力ある剣舞と息のあった吟舞は、終演後に来場者の拍手喝采を受けた。また感動のあまり、ブラジル代表らの元に駆けつける人までいたという。
演舞を披露した一人の平野アンジェリカさん(72、二世)は、「貴重な舞台に立つことが出来て本当によかった。関係者に感謝したい」と喜びを語った。
自ら日本本部に掛け合い訪日を実現させた森下理事長は、「日ごろから詩を理解するようにと指導している。移民にも日本の心が受け継がれていることを伝えられたと思う」と充実の訪日を振り返った。
タグ:写真ニュース