2013年に建設資材の店Dicicoを買収し、ラ米で4番目の販売店網を誇る大手小売店のファラベラ・グループが、本格的なブラジル進出の足がかりとして、10日にサンパウロ州バルエリ市に〃ソディマック〃第1号店を開設したと11日付エスタード紙が報じた。
ファラベラ・グループはチリに本拠を置き、2014年の年商は120億ドル。ラ米では6カ国でスーパーや特定分野の店、銀行、ショッピングセンターなどを経営している。小売業界では建設資材や家庭用品を中心に扱い、14年は56億ドルを売り上げた。
ブラジル進出を視野に入れた動きはDicicoの買収から始まっていたが、小売店開設はバルエリ市が最初だ。同グループでは小売店で販売する商品として国内外の製品8万点を登録済みで、1号店では3万点を店頭に並べた。
同グループは既に、リベイロン・プレット市とサンパウロ市に店舗を開設する予定を立てており、14年にはサンパウロ市マルジナル・ピニェイロス沿いに3万7千平米の土地も購入している。同グループは、諸経費を抑える事で価格を抑え、「対抗店の価格より10%安く販売する」と公約している。
タグ:チリ