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食品値上がりの影響広がる=サラダが2レ高くなった店も

 食品価格が給与以上に値上がりし、購買力が低下した消費者が予算の見直しや経費削減を迫られていると15日付エスタード紙が報じた。
 政府の公式指数である拡大消費者物価指数(IPCA)は3月までの12カ月間に8・19%、食品や飲料も8・19%上昇したが、所得の上昇は6・28%のみで、購買力低下は否めない。
 値上がりが特に目立つのは生鮮食品で、キロ2レアルだったトマトは8レアル、1・69レアルだった玉ねぎが8レアル、肉の値段も倍になるといった現状では、材料費や電気・水道代などの値上がり分を消費者価格に転嫁せざるを得ない店も多い。サンパウロ市北部のバールはサラダを2レアル値上げした他、マクドナルドなどのファストフードでも値上がりが報告されている。値上げ後は客足半減という店もあり、店主の悩みは尽きない。