ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■「未来の交流に種まきを」

■ひとマチ点描■「未来の交流に種まきを」

奥田さん(右端)と共に来社した吉川秀隆さん(中央、大阪サンパウロ姉妹都市協会会長)、井戸剛さん(左、不二印刷代表取締役社長)

奥田さん(右端)と共に来社した吉川秀隆さん(中央、大阪サンパウロ姉妹都市協会会長)、井戸剛さん(左、不二印刷代表取締役社長)

 今月初旬にサンパウロ市アニェンビー展示場で開催された、「ロータリー国際大会」に参加するため初来伯した大阪国際学園の奥田吾朗理事長。「こんな機会でもないと来られないから」と、提携関係を結んだばかりのカトリック総合大学サンパウロ校(PUCSP)を訪れ、交流の可能性を探った。PUCは南米大陸で唯一の姉妹校だ。
 国際交流に力を入れている大阪国際学園は、世界70校と提携関係を結ぶ。奥田さんは「PUCもうちも日・ポ語学科がないので学生の交流は少し難しいが、殆どブラジルのことを知らない学生たちにブラジルに来る機会を与えたい。ブラジルで色々体験して人間を磨くようなプログラムを考え、交流の種まきをしたい」と意気込んだ。
 同大会で来伯した日本人は800人超。未来に続く交流の芽の数々が、人知れず撒かれたことだろう。(阿)