サンパウロ市南部エメボイ・ミリンにある住居ビル「コンドミニオ・グアラピランガ」に住む40世帯の家族に対し、サンパウロ州地裁が21日までの立ち退き命令を出した。SPTrans所有の土地に2005年に建てられたビルには、473ものひび割れが起こっており、ある住居の壁の穴は、1カ月前には拳が入るくらいの大きさだったのに、今や体がすっぽり収まるくらい大きくなってしまっている。市は各世帯に援助金を出す約束までして立ち退きを求めているが、住居者は反対している。それは退去になった場合、公共の体育館に収容されるだけで、次の解決方が見つかるまでそこで暮らさなくてはならないためだという。どうなるか。
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17日午前6時30分頃、サンパウロ市地下鉄2号線のタマンドゥアテイ駅近くで故障が発生した。これにより、ヴィラ・プルデンテ~アウト・ド・イピランガ駅間が、修理が完了する午前10時5分頃までの約3時間30分もの間、片側車線のみを使った運行となった。地下鉄側は影響が出た区間の利用者のため、12台もの臨時バスを出すなどして対応した。ちょうど朝のラッシュでもあり、直撃を受けた人はお気の毒様だ。
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17日午前、サンパウロ州サンヴィセンテで、サッカーの人気選手ロビーニョの叔母宅に強盗が侵入し、一家5人が人質となる事件が起きた。目撃者からの通報を受けて駆けつけた警察が1時間かけて説得したことで、犯人の27歳の機械工が投降し、人質たちは無事に解放された。現在コッパ・アメリカに参加中のロビーニョだが、その心中やいかに。