ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)は20、21の両日、文協大講堂で「第50回コロニア芸能祭」を行なった。2日間で120を超える演目に老若男女約680人が出演し、伝統の日本舞踊や民謡、和太鼓などを披露した。合計で約3千人を数える来場者が訪れた。
息子の舞台を見に来たという西村チサコさん(61、三世)は、「ビデオを録画するのに集中していたから、演芸自体はしっかり見られていない」と笑う。「琴や三味線が楽しみで毎回来ています」という常連で、残りの舞台を楽しんだ。
上田演劇舞踊団での演芸を終えた息子のタケシさん(31、四世)は、「習い始めて5、6年になるが、手が震えるほど緊張した」と話し、晴れ晴れした表情を見せた。
二世の40代女性は、「歌でも踊りでも何でも興味があります。熟練の伝統芸能を見るのが楽しみで来ました」とイベントを堪能した様子だった。
グランドフィナーレでは日本舞踊学校、沖縄舞踊学校生徒を合わせた約180人が「ブラジル音頭」を盛大に披露し、節目の大会を彩った。
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