南大河州のカシアス・ド・スル市では今年、低所得者世帯からの引越し費用援助申請が倍増していると26日付G1サイトが報じた。
同氏が行う引越し費用の援助は、州内の他の市に転居する世帯の家具や衣類を運ぶトラックの経費を市が負担するというもので、本人達は通行料だけ払えばよい。昨年は年間160世帯がこの制度を利用したが、今年は既に100世帯が市役所の援助で引越しした。
同市ではここ12カ月間の解雇者が、工業や商業、サービス業の各分野で約9千人に上る。同市の担当者は「このまま解雇が続けば、制度の利用者は益々増えるだろう」と語っている。
同市内でよい職があると誘われてペロッタス市から転居してきた夫婦は、仕事の内容が予想したものと違い、転職する内に定職を失ってしまった。所得が激減したため、同制度を利用してペロッタス市に戻るが、市役所が用意したトラックを利用すれば1千レアル節約できると知り、援助を申し入れたという。