パラナ州ロンドリーナ市ジャルジン・イタプアンで25日、「職員達の会議のため一時閉鎖」と張り紙が出ていた保健所が、実は職員の一人が出産するからとお祝いの席をもうけ、その間患者達を締め出していた事が判り、市保健局が調査に乗り出した。
いつもそこで治療や投薬を受けているという患者の一人は25日の午前10時45分頃に保健所に着き、「会議のため一時閉鎖」との張り紙も見たが、「薬が要るんだ」と粘り、対応してもらったという。この患者によると、受付の職員も「職員達の会議がある」と説明。その他の職員は窓に布をかけたりして、外から見えないようにしていたという。
ところが、その会議が「シャー・デ・ベベ」と呼ばれる、出産前の女性へのシャワープレゼントの会であった事が、その日の内にインターネットに流れた写真などで判明。出産祝いの集まりは午前11時から午後2時頃まで続いたという。
市保健局の担当者は「勤務時間内に業務以外の活動を行う許可は、保健所の責任者や市保健局にも求められていなかったし、出してもいない」として、事実関係を調査の上、監察局に報告書を送る意向だ。(29日付G1サイトより)