サンパウロ州内陸部タナビ市にある小農園で6月30日、700キロを超える麻薬が押収され、男性2人が逮捕された。
匿名の通報を受けた警察が駆けつけたのはタナビ市内にある小農園で、パラグアイから密輸されたと思われる麻薬は、農園内にあった車の中に隠されていた。
警察によると、この農園は貸し出されており、州北西部を中心に活動する麻薬密売者らは、密輸麻薬を同農園に持ち込んでは土中に埋め、少しずつ掘り出しては売り捌いていたと見られている。
逮捕された男の一人の案内で押収された麻薬は、大麻約700キロとコカイン約4キロ。タナビは人口2万5千人の小さな町で、これほど大量の麻薬が押収されたのは初めてだという。
警察はかなりの大きさの組織が動いていると見て、密売者達の洗い出しにかかっている。(1日付G1サイトより)