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SUSで骨髄移植解禁に=難病治療の切り札と期待
保健省が1日、鎌状赤血球症(Falciforme)の治療法としての骨髄移植を統一医療保健システム(SUS)で行う事を認めたと2日付エスタード紙が報じた。ただし、当面は、適合する骨髄の提供者がおり、専門医が定めた基準を満たす患者への移植に限られる。
「骨髄移植は危険も伴うため、実施には制限が加わる」と言うのは、リベイロン・プレット大医学部の研究員で、ブラジル骨髄移植協会会員のベリンダ・シモンエス氏だ。
保健省管轄の全伯移植手術システム・コーディネーターのウェベル・ボルバ氏は、同病患者への骨髄移植手術は年40~50件と予想している。
ブラジル骨髄移植協会は09年からSUSでも骨髄移植を行うよう求めてきた。ボルバ氏によると、解禁は遅すぎたという。
ブラジル初の同病患者への骨髄移植は05年に行われた。エルヴィス・マガリャエスさん(48)は幼少時から絶え間ない痛みなどに悩まされていたが、国外では骨髄移植で回復した例があると知り、「責任は問わない、どんな書類にもサインする」と医師を説得し、手術を受けた。「痛みに悩まされずにすむ日が来るなんて夢想だにしなかった」と感慨にふけった。