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自動車販売=上半期の実績は20%減=07年以降最悪の結果に

 全国自動車販売業者連盟が2日、今年上半期の乗用車と軽商用車、トラック、バスの販売数は昨年同期比20・6%減の131万8985台で、07年以降で最悪の結果で終わったと発表したと同日付エスタード紙やG1サイトが報じた。
 14年上半期の166万2837台との差は、1カ月の平均販売台数を上回る34万3879台に上る。6月の販売台数は昨年同月比19・4%減の約21万2500台で、6月としては8年間で最悪の結果だった。
 これらの結果を受け、同連盟は今年の販売見通しを、5月に出した昨年比18・9%から23・9%減に下方修正した。年頭は昨年比10%減との予想だったが、月を追う毎に悪化している。
 自動車業界では販売減に伴う在庫増などで生産調整が必至で、現在は3万5800人が集団休暇やレイオフなどの対象となっている。この数字は自動車メーカー従業員の25%に相当するが、同業界では1~5月だけで6300人を解雇しており、業績回復の兆しが見えない中、7月以降もレイオフや解雇が広がる可能性が強い。