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議事進行する山村会長
議事進行する山村会長

聖南西役員会議=各地で日本祭りや運動会=天野氏が300万レ基金提案

 聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)の役員会議が6月27日、カウカイア・ド・アウト文協で開催され、加盟する25団体から36人が出席した。連盟の会計承認および各団体から行事予定や報告が行なわれた他、コロニア・ピニャール在住のサンパウロ青年図書館の天野鉄人理事から、「300万レアル基金構想」についての提案も行われた。
 同連合は2012年に天野氏の提案により、50万レを加盟団体が基金に集めれば、同額以上を同氏個人が寄付するという「100万レアル構想」を進めている。現段階で41万レ余りが集まったところで、次の段階として天野さんが提案した。
 山村会長は「話だけでは内容がよく分からない。詳細を書面にして各団体に配布し、検討してもらう必要がある。次回に決議しましょう」と呼びかけた。
 さらに山村会長は、サンパウロ州政府の財政状態が悪化していることから文化局からの援助がゼロになり、8月に予定されていた「レジストロ平和灯ろう流し」が中止になった件を報告した。
 ソロカバ日伯文化体育協会の新出好章会長は、4月18、19日に同協会で開催されたゲートボール全伯大会が連合の協力で無事に挙行された報告をした。会計上は5千レ近くの赤字になったが、施設改修を行ったのでそれ以上の見返りは十分にあったとのべた。同地の「日本祭り」は消防署の監査に関係で7月25、26日に延期されたという。
 オザスコ日伯文化体育協会の荒木進会長は、6月13、14日に行われた「日本祭り」に関し、州政府などの支援はゼロだったが、「2万人の来場者の70%はブラジル人であり、日本文化普及のために多少無理をしてでも、がんばって継続すべきと判断し、実行した。一旦中止したら再開させるのが大変。地元に本社を置くブラデスコ銀行の協力で実行でき、結果的にむしろ黒字になった」と報告した。
 なお、ピラール・ド・スル文化体育協会、カッポン・ボニート文化体育協会は両方とも12日に運動会を開催することになっており、「ぜひご参加を」と呼びかけた。