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CBF会長に米国捜査の手=本人は一切の関与を否定

 【既報関連】米国の捜査関係者に近い筋の話によると、国際サッカー連盟(FIFA)を巡る汚職疑惑で、マルコ・ポーロ・デル・ネーロ・ブラジルサッカー連盟(CBF)会長にも米司法当局の捜査の手が及び始めたと6日付エスタード紙が報じた。
 捜査の焦点は当面、CBF関係者への金の出所と行き先を調べることに当てられている。デル・ネーロ氏の捜査は、スポーツマーケティング会社のトラフィック社(以下T社)オーナーであるジョゼ・ハヴィラ氏が行った支払いに関する捜査を基にしている。
 米司法当局が5月27日に発表した2枚の文書の中で、ハヴィラ氏は、ブラジル杯放映権絡みの賄賂の支払いは、米当局が「共犯者15・16」と呼んでいる人物が賄賂の支払いを要求してきた時に増えたと供述している。「共犯者15・16」は、プロフィールからそれぞれ、前CBF会長で現在スイスで収賄容疑で拘留中のマリン容疑者とデル・ネーロ容疑者のことと思われる。
 エスタード紙の質問に対し、CBFはメールで「デル・ネーロ会長は、名前が取りざたされている、いかなる調査案件に対してもこれを関知せず、いかなる不法行為とも無関係である」と回答した。