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インターネットで人種差別=グローボ局の予報官を攻撃

 グローボ局の天気予報担当者のマジューことマリア・ジュリア・コウチーニョ氏(37)が2日夜、インターネット上で人種差別に遭ったと4日付フォーリャ紙などが報じた。
 同局の「ジョルナル・ナシオナル(JN)」の公式ページにフェイスブック利用者が「女奴隷」「メス猿」「不潔」などと書き込んだもので、多くのインターネットユーザーは人種差別だと反応。3日のツイッターでは、「我々は皆マジューの味方」とのタイトルでのコメントが群を抜いた。
 JN司会者のウイリアン・ボーネル氏は3日は「人種差別撲滅の日」である事に触れ、「少なくとも50人がマジューに対する人種差別的な書き込みを行ったが、数千人がこれらの人々の犯罪行為に対して反論し、拒絶の意思を表明した」事を明らかにした。番組にはマジューも招かれ、「今回の事で気分を害さなかったといえば嘘だし、悲しい思いもしたけど、こんな事では負けない。両親は幼い頃から差別問題について明確に教えてくれたし、常に私を正しい方向に導いてくれた」と語り、支援者への感謝の気持ちを表明した。