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蒼鳳の飯島さん、東日本完歩=東京から札幌まで約千キロ

札幌に到着し歓喜のガッツポーズ

札幌に到着し歓喜のガッツポーズ

 美容室チェーン「SOHO(蒼鳳)」創業者の飯島秀昭さん(65、埼玉)が、4月13日から1カ月かけて東日本を完全走破した。道のりは東京・日本橋から北海道・札幌までの1088・2キロ。サンパウロ市内の事務所で3日、飯島さんが取材に応じた。
 これまで九州走破や四国の八十八カ所霊場を巡拝するお遍路などを敢行してきた。「なんとなく生きるのではなく、あえて高い山を登る」という気持ちが、そうした挑戦のきっかけだという。
 総歩数は167万5977歩にも達したが、苦しさを感じることはなかったよう。むしろ「自然豊かな日本を感じた。サンパウロと違い澄んだ川が多く、海や山など環境がとにかく素晴らしかった」と歩いた人間ならではの感想をとめどなく語った。
 ゴールの札幌駅前には5月14日に到着。知人が祝福の横断幕を用意し、修学旅行中の学生に持たせ記念撮影した。「気が向いた時にまた挑戦します」と語り、次なる「西日本編」にも意欲を見せた。
 15日には今回の体験談などを語る講演会「なぜ歩く?」を行なう。午後2時からサンパウロ市文協ビル5階の県連会議室(Rua Sao Joaquim, 381)にて。入場無料。問い合わせは埼玉県人会の尾崎会長(11・3253・8554)まで。


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 東日本を走破したSOHOの飯島秀昭さんには「日本の自然を感じたい」という思いが強かったようで、あえて田舎道を選んだという。東京から東北に向かう場合、国道4号線が最も分かりやすいが、岩手県盛岡市からは国道282号へ。青森県までの道中では、熊に遭遇しかける出来事もあったとか。そんな体験談や〃飯島哲学〃を聞いてみたい人は、ぜひ15日の講演会に足を運んでみては。