「今日はあちこちでイベントがありますが、いつも通りお客さんが来てくれています」。聖母婦人会のバザーが6日に開催され、安岡ローザ会長はそう胸をなでおろした。「89歳の会員2人も手伝っています。みんなの協力があればこそ」とほほ笑んだ。すぐ近くのリベルダーデ広場では七夕祭りが開催中だっだ。
婦人会だけで40人が働き、青年会も総出、計100人が裏方として働く。巻き寿司を作っていた中野美鈴さんは「今朝は7時から、昨日も丸一日、具を作っていました」という。
サンゴンサーロ教会裏の会場は地階の広間はもちろん、二階まで人がいっぱいだ。1カ月前から準備をはじめ、今年も名物の福神漬けを600キロも作り、昼過ぎには売り切れそうな勢い。
リベルダーデ在住の本間ノブ子さん(87、北海道)は渡伯82年、「聖母婦人会の会員をしている友達から誘われて、30年ほど前から毎年きている。寿司と福神漬けが特に楽しみ」と杖をつきながら楽しそうに会場を見て回っていた。