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東西南北

 サンパウロ市の中流家庭居住区で現在、飼い犬の盗難が目立ってきているという。特に東部のタトゥアペーやモオッカ、北部サンターナ、南部カンポ・ベロなどで増えてきているという。犬の場合は人ではなく「物」として計算されるため、具体的な盗難件数を計算するのは難しいそうだが、今年に入って既に70件ほどの被害が届けられているという。さらに問題となっているのは、盗犬たちが違法市場で販売されていることだという。サンパウロ州保安局によると、行方不明の犬は捜査が可能だが、早急な届出が必要だという。また、犬の購買希望者は盗犬を買うのを避けるべく、犬の資料を求めた方が良いとのことだ。
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 サンパウロ市パウリスタ大通りの中央部分に自転車専用道が出来てまだ間もないが、自転車の駐輪場所の問題が解決されていない。12日付アゴラ紙によると、同大通りには、ショッピングなど、人通りが多い地点が少なくとも14箇所あるが、現時点では同大通り近くの自転車駐輪場はまだ五つしかないという。サンパウロ市交通技術公社(CET)の調べでは、午後のピーク時の自転車の通行量は施行前より263%も増えているのにこの状況だ。ハダジ市長の詰めの甘さがここにも。
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 12日にリオのマラカナン・スタジアムで行われたサッカーの全国選手権で、コリンチャンスは熱狂的なカリオカたちを前に、フラメンゴを3―0で圧倒した。フラメンゴは今季、コリンチャンスの得点源だったエメルソン・シェイクとパウロ・ゲレーロの2人を獲得しており、「因縁の対決」でもあったが、その2人は出場しなかった。