18日付の本欄でも報じた、17日未明に起きたサンパウロ市アウト・ピニェイロスのピケリ橋での傾斜荷台衝突事故のトラックを撤去するのに、週末の丸2日を要した。市は当初、18日の正午には撤去できると見ていたが、想像以上に作業は困難で、完了したのは19日の午前3時。同高速道のアイルトン・セナ高速道方面が再開したのはその2時間後だったという。ピケリ橋は衝突を受けた部分が大きくひび割れをしたが、橋を支える部分の補強処置を行なったため、なんとか大丈夫な状態だという。同橋は1964年建設と古いため再工事が必要だが、費用は100万レアルにも上る。事故車両を所有する会社に請求するとか。
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18日付本紙でも報じた、運転免許の不正取得を行なったことが発覚したコリンチャンスのフォワード、マルコンだが、18日に本拠地イタケロンで行なわれたアトレチコ・ミネイロとの首位攻防戦で虎の子の1点をたたき出し、コリンチャンスの勝利に貢献した。マルコンはU20W杯にも出場した18歳の有望株だが、事件発覚直後に得点するとは並の精神力ではなさそうだ。ただし同事件による出場停止処分や実刑の可能性も否めないが、果たして。
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ここ1週間、サンパウロ州に降雨がなかったことで各水系はのきなみ水位を下げている。20日午前9時現在で、カンタレイラ、アウト・チエテはいずれも19・1%(カンタレイラは〃未開の水域〃込み)となっている。乾季で少雨は仕方がないとはいえ、南伯のような水害は困るが、ある程度の降雨は欲しいもの。ちなみに明日から天気は下り坂との予想。