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 今月、休暇を取って日本に帰国したついでに、年始に切れた運転免許証の更新をした。住所証明が要ると聞いて戸籍抄本を準備したら、「住民票じゃないと駄目」と一蹴された。親の住民票を取り寄せ、「帰国中は上記の住所に一時滞在…」と一筆したためたものを提出して無事更新できたが、日本に親族がいなかったらどうするのか…。銀行口座も日本在住でなければ本来は維持できないし、改めて「日本在住の日本人」が前提のシステムは在外日本人には不親切だと実感。海外に渡る日本人は今後増える一方なのだから、この辺りの不便も解消してほしいもの。
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 サッカー界の大物が次々と訪日している。ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド、コロンビアのハメス・ロドリゲス、そしてセレソンのネイマールも一泊二日の弾丸日程で訪れたという。個々に結ぶスポンサー契約(ネイマールは西川布団)などが訪日理由だが、アベノミスクで好調な日本企業は元気がよさそう。当地の進出企業からも景気の良い話を聞きたいもの。しかし、五輪前年でのこの不況ぶりは、いったい誰が予想できた?!
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 餃子とヤキソバに偏りがちになっている日本祭りの郷土食広場だが、一工夫すれば他の県人会と差別化を図れそう。たとえば餃子では、栃木の「宇都宮餃子」や静岡は「浜松餃子」、福岡なら「八幡餃子」がある。やきそばでは北海道の「塩やきそば」、宮城の「石巻やきそば」、秋田県では「ホルモンやきそば」などご当地レシピが多くあり、味も見た目も違い、一気に郷土食に生まれ変わる。県人会の皆さん、普通の餃子やヤキソバでなく、母県の最新食文化調査をしてぜひ一工夫を。