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サンパウロ州知事=工事中の地下鉄を民営化=今後、労働組合の反発も
ジェラルド・アルキミンサンパウロ州知事(民主運動党・PMDB)は21日、サンパウロ市の地下鉄5号線(藤色)を民営化すると発表したと22日付伯字各紙が報じた。
同線は現在サンパウロ市南部のカッポン・レドンドからアドルフォピニェイロ間の9・3キロのみ運行している。延長工事の最中で、18年までにさらに10駅、11・5キロ分延長され、2号線(緑)の新駅シャカラ・クラビンに連結する予定だ。
民営化は5号線のみで、現在工事中の他の線は含まれない。現在サンパウロ市内を走る5本の地下鉄の内、中央部のルース駅と東部のブタンタン駅を結ぶ4号線(黄)のみが民営で、他の線は州営だ。
計画段階の、北部ブラジランジア駅と中央部サンジョアキン駅を結ぶ6号線(橙)は半官半民で運営される。
アルキミン知事は、「民営化は現在運行中の区間を含む5号線全てが対象になる」とし、民営化で多くの職が生まれ、公費負担も減るとした。
同地下鉄公社(Metro)側は「民営化の結論は財政的にも、法律的にも議論が重ねられ決まったのだろう」と述べるに留まった。
5号線の民営化案は、地下鉄労働者組合の反対運動にも直面している。「当然ながら、我々は事の推移を注意深く見守っている。サンパウロ州知事はいずれ地下鉄全線を民営化する意図があると見ているし、それには断固対抗していく」とアレックス・フェルナンデス地下鉄労働者組合事務局長は述べた。