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80本の牛タンをひたすらさばく
80本の牛タンをひたすらさばく

宮城、牛タン仕込み中=日本祭りへ準備着々

 宮城県人会(中沢宏一会長)は今週金曜に開幕する第18回日本祭りに向け、着々と準備を進めている。20日から本格的に始動した婦人部が、連日仕込み中だ。
 はらこ飯、牛タンといった郷土食、焼きそば、餃子を販売するが、最も手が掛かるのが牛タン。1時間弱の湯通しから始め、硬い表面をそぎ落とし薄切りに。みりん、酒などを混ぜ合わせた特製味噌ダレにつけ1日置く。
 小分けにしたものを会場で焼き上げるが、焦げないように味噌ダレを取り除いてから調理する。開場から2、3時間で売り切れる人気商品だ。例年80本を仕込むが、手間と人手を考えるとこれ以上は難しいという。昨年は4、5切れを1パックに6・5レアルで販売した。
 伊藤フミヱ部長は「薄いとブラジル人に喜ばれず、分厚いと高齢者にはちょっと不向き」とコツを紹介。金曜の販売はないので、お求めの際は土日の午前中に。(祐)