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LJ=オデブレヒトの贈賄を確認=スイスの検察当局が発表

 スイス検察当局は22日、ラヴァ・ジャット作戦で捜査されている建設大手のオデブレヒト社が、スイスの口座を通じてペトロブラスに入金していた証拠をつかんだと発表した。23日付伯字紙が報じている。
 スイス当局は文書で「オデブレヒトの協力者が、スイスにある同社の秘密口座を経由して、ペトロブラスの同じくスイスにある口座に賄賂を支払ったことが疑われる」との発表を行なった。
 またスイス当局は、その秘密口座に少なくとも、ペトロブラスの元役員2人が関与しているとの指摘も行なった。
 その「役員2人」として疑われるのは、元供給部長のパウロ・ロベルト・コスタ被告と、同じく元サービス部役員のペドロ・バルスコ被告だ。両被告は、報奨付証言の中で、オデブレヒトからの賄賂の受け取りを認めており、コスタ被告は2千万レアル、バルスコ被告は9700万レアル受け取っていたと語っていた。
 オデブレヒトがスイスに秘密口座を持っていたことは、共に逮捕中の同社社長マルセロ・オデブレヒト容疑者と同社元理事ロジェリオ・アラウージョ容疑者との携帯電話の会話で言及されていることから確認されている。アラウージョ容疑者は具体的な銀行名まで口にしている。
 また、支払った人物として予想されているのは、現在スイスのジュネーヴに逃亡中のベルナルド・フレイブルガウス氏だ。コスタ、バルスコ両被告は、オデブレヒトからの支払いが、同氏を介してパナマのある企業を通じて行なわれたと証言している。