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LJ=ついに政治家捜査が本格化か=建設大手の有罪判決や告発後=大きいスイス当局の協力=戦々恐々のPTやPMDB

 ブラジルを代表する大手企業の幹部の有罪や告発が相次いだ先週のラヴァ・ジャット作戦だったが、今後、連邦警察はスイスの検察当局と組んで労働者党(PT)や民主運動党(PMDB)といった国政の中枢部分の捜査に踏み込んでいくだろうと、26日付エスタード紙が報じている。

 ラヴァ・ジャット作戦において先週は2つの大きな動きがあった。まず20日、パラナ州連邦地裁でカマルゴ・コレアの幹部3人に実刑判決が下された。
 続いて24日、連邦検察庁は、ブラジルの建築最王手2社であるオデブレヒトのマルセロ・オデブレヒト社長、アンドラーデ・グチエレス社のオタヴィオ・アゼヴェド社長ら計22人に対する刑事告発を行った。パラナ州の連邦裁判所が22人の起訴を受け入れるのは必至と見られている。
 2社はペトロブラス社(PB)との契約を取得するために6億3200万レアルの賄賂を払った疑いがもたれており、検察庁は計72億レアルを国庫に返還するよう要請する意向だ。
 この告発は主に国内の製油所の契約に関してのもので、オデブレヒトとアンドラーデ・グチエレスでそれぞれ56件と62件の贈賄、賄賂の総額は3億8900万レアルと2億4300万レアル。資金洗浄は136件と167件で、それぞれ金額は10億レ、679万レ程度と報道された。
 オデブレヒトの捜査では、スイスの当局が同社の秘密口座を押さえたことで具体的な告発にまで持ち込んだ。検察庁はこれらの秘密口座を証拠として、建設大手の告発に続き、収賄に絡んだPTやPMDBの政治家の捜査に乗り出す意向だ。
 パウロ・ロベルト・コスタ被告らのこれまでの報奨付証言によると、PTやPMDBの政治家らは、ペトロブラスと建設企業らとの製油所などでの契約で、その手数料として賄賂を受け取っていたと言われている。
 それを習慣化させたのは、ルーラ政権時の2004年以降の進歩党(PP)の政治家と言われているが、そこにPMDBやPTの政治家が加わったという。賄賂は、PPやPMDBであれば契約金の1%、PTであれば3%支払われていたといわれている。
 検察庁は今後、捜査対象をペトロブラスや関連企業以外の部門や分野にも広げる意向で、当面は電力事業に関する契約を優先して捜査に踏み込みたいと考えている。電力事業での捜査の対象としては、パラー州のベロ・モンテ水力発電所や、リオ州の原子力発電所アングラ3などがあげられている。これらにはいずれも数十億レアルの投資が行われている。

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