ロシアのサンクトペテルブルグで25日、18年ロシアW杯の各大陸予選抽選会が行われ、セレソンの初戦が10月初旬の敵地でのチリ戦に決まったと26日付伯字各紙が報じた。
18年6月14日より1カ月、ロシアで行われるW杯の南米地区予選は今年の10月に早くも開始される。10カ国が所属する南米地区は、全ての国はホーム・アンド・アウェーの2回戦総当りで全18節、丸2年かけて行われる。
上位4チームまでが本大会に自動的に出場し、5位のチームはオセアニア地区の1位チームとプレーオフを戦う。
今年は10月に2試合、11月に2試合の計4試合が予定されており、抽選の結果ブラジルの対戦相手は第1節から順にチリ(アウェイ)、ヴェネズエラ(ホーム)、アルゼンチン(アウェイ)、ペルー(ホーム)となった。
6月から7月にかけてチリで行われたコッパ・アメリカでの出場停止処分が2試合未消化のエース、ネイマール(23・FCバルセロナ)の登場は、11月初旬の第3節敵地でのアルゼンチン戦からとなる。
初戦の相手チリは、地元開催のコッパ・アメリカで初優勝を果たし、勢いに乗る難敵だ。敵地開催、エース不在といった条件を考慮に入れると、状況に応じて引き分けもやむなしといった戦い方も必要か。
一連のFIFAスキャンダル絡みで、9月に予定されていた親善試合も一部キャンセルになるなど、内憂外患の中、ドゥンガ監督2回目のW杯予選まであと2カ月余りだ。