27日の上海株式市場の総合指数が、先週末比8・48%安と8年5カ月ぶりの大幅な下落を記録した。同日、週明けのブラジル市場も影響が心配されたが、取引終了の56分前の午後4時4分の段階では、大幅な値崩れは起こっていない。
サンパウロ証券取引場指数(IBOVESPA)は、4万9245ポイントで朝の取引をスタート、開始48分で、一時1・17%安まで値を下げたが、その30分後には取引開始の水準まで回復した。その後小幅な値動きを繰り返しながら漸減し、午後4時4分現在で、先週末比0・93%安の4万8789ポイントとなっている。
27日の値動きの主要因には、ラヴァ・ジャット事件の進展と、今年度第2四半期の事業結果の公開も加わった。
主要銘柄では、サンパウロ州に本社を置く石油化学事業会社のブラスケンが4時10分現在、9・21%値を下げ、ペトロブラスも4時14分現在4・48%下落した。リオ市に本社を置く、ブラジルの総合資源開発企業ヴァーレは4時半現在0・99%上昇している。
IBOVESPAは先週末の24日金曜、前日の2%以上に及ぶ下落に引き続き、1・13%安の4万9245ポイントで引けた。これは今年3月9日に4万9181ポイントで引けて以来の安値だったが、週明け27日も取引終了直前の午後4時44分現在で4万8673ポイントと、さらに下回っての取引終了が濃厚となっている。