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有識者に別所哲也氏らジャパン・ハウスで初会合

 【共同】外務省は27日、英国のロンドン、ブラジルのサンパウロなど海外3都市で創設する日本文化の広報拠点施設「ジャパン・ハウス」の有識者諮問会議メンバーに俳優の別所哲也氏ら17人を選び、初会合を開いた。2017年前半の開館に向け、施設の在り方について助言していく方針だ。
 別所氏は会合で「『日本はものづくりは素晴らしいが、(文化発信の)物語が聞こえてこない』と言われる。施設は重要な拠点だ」と強調した。メンバーはほかに演出家の宮本亜門、宇宙飛行士の毛利衛両氏ら。任期は2年で、年4回のペースで意見交換する。
 和食や伝統工芸、アニメなど日本文化の魅力を発信するとともに、歴史認識や領土に関する日本の立場を訴える。施設はロンドンのほか米ロサンゼルスとブラジル・サンパウロに設置する。
 諮問会議の他のメンバーは次の通り。
 阿川尚之・慶応大教授▽飯塚恵子・読売新聞国際部長▽石井幹子・照明デザイナー▽井原慶子・カーレーサー▽大河原毅・NPO法人「日本食レストラン海外普及推進機構」理事長▽長有紀枝・NPO法人「難民を助ける会」理事長▽金子将史・PHP総研国際戦略研究センター長▽金原主幸・経団連国際経済本部長▽桜田厚・モスフードサービス会長兼社長▽妹島和世・建築家▽南條史生・森美術館館長▽森美可・宗弥代表▽吉田昌哉・連合総合国際局長▽渡辺靖・慶応大教授