8・16=デモ足並み揃えて大統領罷免へ=PSDB党を挙げて参加=CM流して参加呼びかけ
エドゥアルド・クーニャ下院議長(PMDB)が政府と絶縁宣言をして大統領罷免(インピーチメント)にむけた動きを具体化させたことで、目標を同じくするPMDBの一部議員やPSDB、反政府市民団体が足並みをそろえる動きが、8月16日に予定される大抗議行動に向けて広まっている。
27日付エスタード紙は「大統領罷免が連邦議会の議題に戻る」との見出し。クーニャ議長は8月に議会が再開した後、連邦政府の粉飾会計問題に関する連邦会計検査院(TCU)から違法判断が出るかどうかの様子を見つつ、罷免にむけた動きを具体化させ、それが8・16デモと連動していく可能性を報じた。
翌28日付フォーリャ紙は、ジウマ大統領退陣を求める8・16反政府デモに関し、民主社会党(PSDB)がデモ参加を広く国民の参加を呼びかけるCMを打つことを決定したと報じた。PSDBが反政府デモに対し党として明確な賛成姿勢を示す初めてのもの。
3月15日、4月12日のデモでは、アエシオ・ネービス上議を始めとする同党幹部は、個人的な共感を示すに留まり、党を挙げての参加は行ってこなかった。
8月のデモで中心的な役割を担う、ヴェン・プラ・ルーア(VPR)、ブラジル自由運動(MBL)、「オンラインの反乱」の主要3団体は「労働者党(PT)政権のツケを払うのはゴメンだ」をキャッチフレーズに定めている。デモは大統領の罷免の他にも、経済が低調なこの時期の財政調整を国民への締め付けだとして批判する予定だ。
アエシオPSDB党首は、CMは30秒程度で国民にデモ参加を呼びかける内容とし、来週からTV、ラジオで流れ始めるという。「現政権に怒りを感じている人、現政権を選んだ事を後悔している人、疲れきっている人はデモに参加して欲しい」と同紙に述べた。
初めて党を挙げて参加する理由を問われた同党首は、「国民主体の運動を政治が利用しているとの批判を避けるため、党として前面に出る事はなかった。だが限界を超えた有権者の怒りを知り、国民への責任から党としてデモに参加する事を決めた」と語った。
他の野党の民主党(DEM)、社会民衆党(PPS)、団結の党もネットをつかってデモ参加を呼びかける。「我々の立場は明確にしていく。党として参加もするし、国民にも呼びかける」とジョゼ・アグリピーノDEM党首は語った。
アエシオPSDB党首は「現政権は国民からの信頼を失うという重大な危機にいる」とし、「ジウマ大統領は14年の選挙戦で、財政調整はしないと国民を欺いた事と、また経済部門での自らの失政を認めるべき」と強調した。