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CPI=CBF汚職調査でスイスへ=ロマーリオ上議豪腕ふるう

 ブラジルサッカー連盟(CBF)汚職問題に関する上院の議会調査委(CPI)は4日、3人の上議がスイスを訪問し、5月27日にチューリッヒで逮捕され拘留中のジョゼ・マリア・マリン前CBF会長の聴取を行うことを承認したと、5日付エスタード紙が報じた。
 CPIメンバーが米国も訪れ、汚職関与の疑いで逮捕され、報奨付供述に応じる意向を示しているスポーツマーケティング会社オーナー、ジョゼ・ハウィーラ氏から聴取することも承認した。
 疑惑追及の中心であるロマーリオ上議(社会党・PSB)は「スイスまで議員が出向いてマリン前会長の聴取をするのは、ブラジルに召還し、同氏に出獄と帰国の口実を与えないため」とした。
 CPIはさらに国内全ての州のサッカー協会会長を招集し、汚職事件関連で事情を聞く事を承認した。同上議は「27州全てが問題を抱えており、一度に話を聞く事は不可能だが、必ず全員と話す」とした。
 同上議は続けて、5日にエドゥアルド・カルドーゾ法相、ロドリゴ・ジャノー検察庁長官、レアンドロ・ダイエッロ連邦警察庁長官と面会することを明らかにし、「検察官と連邦会計監査院(TCU)の会計監査員、連邦警察と中央銀行の分析官2人ずつ等の人員を調査のために出してもらえないか要請するつもりだ」と語った。