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おばを殺害し遺体を切断=控訴審控える身で再犯起こす

 おばを殺害し遺体を切断した疑いで5日夜、ギリェルメ・ロザーノ・オリヴェイラ(22)容疑者が逮捕されたと7日付伯字各紙が報じた。
 現場は2人が住んでいたサンパウロ市北部ヴィラメデイロス区のアパートで、被害者はケリー・クリスチーネ・デ・オリヴェイラさん(44、教師)。
 発見者は容疑者の父で、被害者の兄弟でもあるマルコ・アントニオ・オリヴェイラさん(48・年金生活者)。息子がアパートのドアを開けなかったことを不審に思い軍警に通報した。容疑者は、殺害したおばの車で逃走を試みた。一連の混乱で警官が轢かれかけた。逃走中に電柱に衝突し逮捕となった。
 容疑者は坊主頭のネオナチ信奉者で、11年に旧友のファルカン・ガランシアクさん(当時25)を喧嘩の末に殺害した罪で昨年有罪判決と15年の禁固刑を受けていたが、司法当局は同容疑者が在宅で控訴審を待つことを認めていた。
 調べでは、同容疑者は2か月ほど前に、同居のおばを口論の末に殺害した後、遺体を切断した。頭部、胴体、両脚が大型のカバンに詰め込まれ、冷凍庫に入れられていた。両腕はそこに入りきらず、別のカバンに入れてサンパウロ市郊外のイタペヴィ駅近くに埋めたと供述している。
 裁判所は7日夜に、30日の仮拘留を宣告した。