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リオ五輪=馬術会場伝染病の疑い晴れる=テスト大会日曜まで開催

 リオ市北西部、デオドーロ五輪馬術会場近くで飼育されていた馬が、伝染病「鼻疽」(びそ)に感染している疑いが、否定されたと7日付エスタード紙が報じた。
 これは、アルトゥール・ヌズマンブラジル五輪委(COB)会長が6日に行われた、五輪馬術競技テスト大会の開会式で明らかにしたもので、「馬の健康状態に問題はない」と国際馬術協会(FEI)が明言したと語った。
 大会組織委員会、獣医部門長のジュリアーナ・フレイタス獣医は、選手達は、鼻疽を恐れての大会参加放棄の心配は一切ないとした。
 先月農務省の行った検査で「鼻疽に感染の疑いあり」と判定された馬が、リオ陸軍施設に隔離されて以来、鼻疽はデオドーロ地区関係者の不安の種となっていた。
 フレイタス獣医は、大会組織委は慎重に対処しており、馬術競技場に汚染の心配はないとした。
 大会は9日まで行われ、健康が確認された国内産の馬が20頭参加する。さらにデオドーロの陸軍施設には565頭の馬が衛生管理と疾病検査の元におかれている。
 7月トロントで開催されたパンアメリカン大会(汎米大会)馬術で銀メダルを取り、今大会にも出場のマリオ・カルヴァーリョは、検査結果は選手達には前から知れ渡っており、大会に不安を感じている選手はいないとした。