国内初のモノレールとなるサンパウロ市の地下鉄15号線(プラッタ)が10日に営業運転を開始したと同日付G1サイトなどが報じた。
営業時間は7時から19時まで、運行区間はオラトリオ駅とヴィラ・プルデンテ駅間の2・9キロのみ、料金は他の地下鉄と同じ3・5レアだ。
イピランガ駅~シダーデ・チラデンテス病院駅まで18駅、全長26・6キロの15号線は2012年に完成の予定で入札が行われたが、工事開始後もソフトウエアやエネルギーの供給、車両の納品の遅れなどの問題が噴出。2015年末完成との約束も、ルイス・イナシオ・デ・アニャイア・メロ大通りの下の排水路発見で大幅に狂い、2018年完成となる見込みだ。2・7キロ分は入札も行われていない。
地域の住民達は、同線の工事は開始と中止を繰り返しており、工事の遅れや騒音などで日常生活にも様々な支障が出ていると苦言を呈している。
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