【神戸NEXT】日本とブラジルの外交関係樹立120周年に合わせ、10月から11月にかけてブラジルを訪問される予定の秋篠宮ご夫妻が11日、大阪空港経由で神戸入りし、ブラジルへの移住の歴史を伝える神戸市中央区の「市立海外移住と文化の交流センター」を視察された。
同センターは、神戸港から海外移住する人たちが出港前に滞在する場所として、1928年に建設された国立移民収容所(その後、神戸移住センターに改称)を博物館として再整備し、2009年に開設された。
秋篠宮ご夫妻は、同センターの常設展を監修した中牧弘允・国立民族学博物館名誉教授の説明を受けながら、海外移住の歴史を伝えるパネルや展示物を見て回られた。秋篠宮さまは説明にうなずきながら、大正から昭和初期の神戸の写真に目をとめ、紀子さまと小声で感想を話し合われていた。
ご夫妻は同日午後、帰京された。(文・森本尚樹)