サンパウロ市東部パルケ・ド・カルモ地区のアリカンドゥーヴァ大通りで、バスが投石被害にあう事件がここ3週間ほど続いているという。それによる負傷者の数は具体的には出ていないが、サンパウロ市東部に関するフェイスブックには、9日に起きた投石事件で男性乗客が怪我をしたときの様子が掲載されている。目撃証言によると、石を投げているのは近くのファヴェーラの住人と思しき10代もしくはそれ以下の子供と見られ、「怪我した人を4人は見た」との声もある。子供たちは日が落ちたときを利用して投石を行っているらしく、被害はバスの乗客のみならず、歩行者にも及んでいる。対策が必要では。
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サンパウロ市市議会で「サンパウロ市教育プラン」の投票が行われた11日、性教育の扱い方をめぐって、LGBT系の団体と、同性愛者の主張と対立する宗教団体の「パイ・ノッソ」が本会議場に乱入し、激しく口論する場面が見られた。結局、一次投票では性教育に関する言及をはずした法案が承認されたが、同法案に関しては市議たちも「正式承認までにはまだ詰めないとならないものが残っている」と認めている。二次投票は今月末だが、修正案提出が見込まれるなど、議論の白熱は必至だろう。
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12日、欧州サッカー連盟が2014―15年の欧州最優秀選手賞の候補3人として、バルセロナのリオネル・メッシとルイス・スアレス、レアル・マドリッドのクリスチアーノ・ロナウドをあげた。バルセロナでメッシとスアレスと〃南米トリオ〃を組むネイマールは、スアレスより得点が多かったが、選から漏れた。来年に期待だ。