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パウリスタは日曜開放?=商店主達からは抗議の声

 ハダジサンパウロ市長が18日にパウリスタ大通りを毎日曜日、車両通行禁止とすると発表した事を受け、同地域の企業や商店、住民の声を代表する団体が、ハダジ市長は統計やマーケティングに踊らされていると批判したと19日付フォーリャ紙が報じた。
 パウリスタ・ヴィヴァ協会のヴィウマ・ペエラメザ会長によると、タクシーの運転手やジャーナリスト、ホテルや駐車場の経営者らは一様に、甚大な損害を被っていると言っており、レストランの客の入りも30~40%落ちているという。
 この言葉は、自転車道開設のために車両の通行が禁止された6月28日と、ジウマ大統領反対の抗議行動で道路が封鎖された8月16日の実態を反映したものだ。
 同会長は、サンパウロ市にはパウリスタ大通り以外にもレジャーを楽しめる場所が沢山あるのに、目抜き通りのパウリスタ大通りを日曜毎に車両通行禁止とするのは、世論調査やマーケティングに踊らされた判断に過ぎないとした上、市長は十分検討したというが、実際の影響はほとんど考慮されていないとも批判した。
 地域のショッピングセンターの一つも、集客率が2番目に高い日曜日だけに、車で来る顧客が減るのではと懸念しているという。