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少雨のため火災も多発=エルニーニョの影響顕著

 マット・グロッソ州のアドレニウソン・ペレイラ・サンチアゴさん(47)は8月始め、トウモロコシ畑900ヘクタールを焼失、20万レアル超の被害を被った。この火災はエルニーニョが原因の少雨の結果だ。
 19日付フォーリャ紙によれば、8月1~10日に起きた火災は昨年同期比28・5%増え、今年に入ってからの全国の火災は4万8687件に上っている。火災最多発州のマット・グロッソでは、753の州立校で体育の授業中止などの被害も出ている。
 今年のエルニーニョは予想より強く、雨が降らない地域が広範囲に広がり、火災の他、野菜や果物の減収や呼吸器疾患の増加なども起きている。