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制限速度改定より1カ月=事故発生件数は3割低下

 7月20日にマルジナル・チエテ、同ピニェイロスの両幹線道路の制限速度が改定されて以来、死傷者が出る事故の件数が29%減ったとサンパウロ州交通工学社(CET)が発表したと20日付エスタード紙が報じた。
 14年7月20日~8月14日に両道で起きた事故での死傷者は110人だったが、制限速度改定後は78人だった。死者が出る事故は4件から3件に、人が車に轢かれる事故も6件から2件に減少した。14年の場合、死傷者を伴う事故が年間で1180件発生し、1399人が負傷、73人が死亡した。
 19日、サンパウロ州地裁はブラジル弁護士会(OAB)から出された制限速度改定見直しの訴えを、審理に値しないとみなし、サンパウロ州連邦裁判所に送った。
 ジルマール・タットサンパウロ市交通局長によれば、両道ではバイクが絡んだ事故が多い。ハダジサンパウロ市長(労働者党・PT)はCETに、マルジナル・ピニェイロスの高速車線でのバイク走行禁止などの具体策を検討するよう要請している。