宗教法人「生長の家」に長年携わってきた松田雅生さんを代表とし、新教団『生長の家ブラジル住吉本宮』がこのたび、サンパウロ市南部のヴィラ・ガラニ区に設立された。松田代表と城憲昭、矢野敬崇両副代表が19日、報告のため来社した。
住吉本宮は生長の家ブラジル伝道本部とは全くの別組織となる。伝道本部は20年ほど前から、日語での活動を徐々に減らし現地化を進めてきた。それが分離独立する要因になったという。
矢野副代表は「国外での活動だからといって、ポ語に訳せば良いわけではない。起源となるみ教えは全て言霊を持つ。外国語では充分に伝わらない。『真の生長の家』に立ち返り、改めて理解向上や普及を目指す」と経緯を説明した。
城副代表の自宅を2階建ての会館に改築し、100人収容のサロンを2部屋、事務所、会議室、図書室を設けた。4、5人での小規模な始動だが、開祖・谷口雅春氏の教えを忠実に守り伝える理念の下に活動するという。名称は開祖が神示を受けた「住吉の大神」に由来する。
松田代表は「一番の目的はブラジルを良くするため。真意普及のアンテナとなるような、意味のある取り組みをしたい」と強調。今後は「本流・正統・真の生長の家」という理念を掲げる、日本でも同様に本家から独立した教団ときみつる會(高知)などから指導を受け活動していく。
新組織の詳細は次の通り。【住所】Av. Lino de Almeida Pires, 9 – Vila Guarani 【最寄り駅】地下鉄コンセイソン【問い合わせ先】電話=11・5012・3393/98151・7818、メール=contato@snisumiyoshi.org.br 【サイト】www.snisumiyoshi.org.br
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