パラナ州連邦地裁は25日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の調査で得た情報で、グレイジー・ホフマン上議(労働者党・PT)が詐欺、汚職や公金横領によって不当に利益を受けてきた証拠となると思われる文書を連邦最高裁判所(STF)に送ったと25日付G1サイトが報じた。
同上議の名前は連邦検察庁が最高裁に提出したリストにも含まれており、予算企画省絡みの不正で賄賂を受け取った容疑がかけられている。25日12時58分の時点では、最高裁は文書を受け取っていない。
LJの刑事裁判の責任者であるセルジオ・モーロ判事が署名した文書には、LJ作戦で進行中の調査や査問の中で得られた証拠は、予算企画省と、給与ローンを管理するためのソフトウェア会社、コンシスト・ソフトウェア社との間の契約に伴う賄賂の授受を示唆していると書かれている。
連邦警察と連邦検察庁によると、サンパウロ州アメリカーナ市元市議のアレッシャンドレ・ロマーノ容疑者と企業家のミルトン・パスコヴィッチ被告の2人がこの不正行為の実行役だった。
連邦警察は、〃コンシスト社・基金〃と題され、ホフマン上議とその関係者への送金記録がある表も押収している。
モーロ判事は、数十人の人物が不正に関与しているとしており、捜査はクリチバで進行することを主張している。これに従えば、同件では、ホフマン上議だけがSTFでの審理の対象となる。