26~27日、南伯や南東伯では強風が吹き、各地で突風被害が生じた他、急激な気温低下などを見たと27日付G1サイトなどが報じた。
パラナ州では26日の夜、時速92キロに及ぶ強風を伴う雨が降ったポンタ・グロッサ市や時速91・8キロを記録したグアラプアヴァ市など数市で、屋根が飛ぶ、木が倒れるといった被害が出た。また、クリチバ市では27日未明から降雨を見、洪水などが発生。ラッパ市では時速107キロの風を記録。コロンボ市では71歳女性が暴風雨に驚いて頭部を強打し、即死した。同州では27日朝の時点で80万人が停電被害に悩んでおり、断水も起きている。
大気が不安定な状態は27日の南東伯でも観測され、サンパウロ市では20時間の内に気温が10度以上低下。久しぶりに少しまとまった雨が降った他、コンゴーニャス空港では正午頃、時速49キロの風も観測された。
27日はリオ市でもコパカバーナで時速74・5キロなど、強風が観測された。南部のサンコンラドではガス爆発事故が起きたビルにかけてあった防災用ネットが外れ、横を通る自動車道の交通を阻害した他、倒木などの被害も報告された。