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東西南北

 幹線道路での自動車の速度制限を時速50キロにする政策を推し進めているサンパウロ市だが、26日、サンパウロ市のオートバイ運転手の労働組合員約5千人がそれに対して抗議活動を行った。バイク運転手たちは南部のブルックリンから集団走行をはじめ、バンデイランテス大通りを経由して北上し、夕方にはサンパウロ市庁舎のあるセントロの御茶ノ水橋の前に達した。組合側はバイク配達人たちの業務の法制化、バイク専用道の復活、レーダーの削減、マルジナル・ピニェイロスや同チエテへのバイク乗り入れの許可などを求めている。彼らは運転手の教育に投資をせず、幹線道路の速度制限という形で交通事故の発生防止を図ろうとする市側の姿勢に異を唱えている。
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 サッカーのブラジル杯、決勝トーナメント16強の第2試合が行われた26日、コリンチャンスは宿敵サントスに1―2で敗れ、2連敗となって大会から姿を消した。コリンチャンスは現在首位の全国選手権に専念することになる。また、パルメイラスは、オリベイラ監督の古巣クルゼイロに3―2で勝って2連勝。サンパウロも前戦で苦杯を舐めた格下のセアラーを相手に汚名返上の3―0で圧倒し、2試合合計スコアで逆転。揃って8強に進出した。
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 26日未明、サンパウロ市西部ヴィラ・レオポルジーナの食料保管センター(Ceagesp)で現金引落機が爆破された。強盗は車で逃走中、マルジナル・ピニェイロスで出くわしたパトカーに機関銃を連射。運転していた女性軍警のアドリアーナ・ダ・シウヴァ・アンドラーデさん(29)は頭を撃たれ、危篤状態だ。