8月24日から30日にかけてカザフスタンのアスタナで行われた世界柔道で、ブラジル選手団は銅メダル2個と、メダル無しに終わった09年のオランダ・ロッテルダム大会以来の低調な結果に終わったと8月30、31日伯字紙サイトが報じた。
個人戦、男女共に銅メダル一つずつに終わるという結果に続き、8月30日の最終日に行われた団体戦でもブラジルは表彰台に上がれなかった。
シャルレス知花、マルセロ・コンチーニ、ヴィトル・パナルベル、チアゴ・カミーロ、ダヴィッド・モウラで編成された男子は、一回戦でウズベキスタンを3―2で倒した。
2―2で迎えた大将戦のダヴィッド・モウラとウズベキスタンのアブドゥッロ・タングリエフの一戦は大いに白熱し、モウラの勝利で3―2で勝ち上がるも、そのウズベキスタン戦でチアゴ・カミーロを負傷で失ったブラジルは、続くカザフスタンに1―4で敗れた。
団体女子は、その後優勝を果たすこととなる日本に0―5で敗れた。
7月にカナダで行われた汎米大会では14階級中13階級でメダルを獲得し、リオ五輪でもブラジル選手団のメダル獲得けん引役を果たすとブラジル五輪委(COB)から期待されている柔道チームだが、リオ五輪に向けて不安の残る結果となった。