ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 8月29日付本欄でも報じたように、サンパウロ州政府はモノレール15号線と17号線で計17駅の工事凍結の予定だが、それに対する不満の声が早速上がっている。15号線では、7駅が見送られたサンパウロ市極東部から「孫にすぐ会いに行けるようになると楽しみにしていたのに」「極東部在住者たちは見放された」などの声が出ている。17号線では、グローボ局のノヴェーラの舞台で有名なサンパウロ市西部のファヴェーラ、パライゾーポリスの住民協会が「アウキミン知事は工事の法的な問題も解決し、工事も進めると私たちに約束したのに」と語っている。凍結=中止ではないが、その運命は次期以降の知事にかかっている。
     ◎
 8月29日午後9時頃、サンパウロ市西部ペルジゼスのスーパーマーケット、「ジア」で強盗が起き、逃走した犯人の1人が軍警に撃たれて死亡した。この強盗は、他の2人と共に同スーパーを襲ったが、ある女性従業員を迎えに来ていた夫が事件に気づいてと取っ組み合いとなった。そこに軍警がかけつけたため、犯人は500メートルほど走って逃げたが、銃で応戦しようとしたために返り討ちになった。共犯者は金を持って逃げおおせた。
     ◎
 8月29、30日のサッカーのブラジル選手権で、サンパウロ州4強が全て勝利した。首位コリンチャンスは2位との勝ち点差4をキープし、パルメイラスは18歳の新星ガブリエル・ジェズスが2得点の活躍。サンパウロ、サントスは欧州強豪からの移籍オファーのあったエース、アレッシャンドレ・パト、ガブリエルのチーム残留決定と嬉しいこと続きだった。